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こんにちは!
このページをご覧いただき、ありがとうございます。
突然ですが――
国民一人あたりの年間お米の消費量をご存じですか?
平成28年のデータでは約54.4kg。
昭和37年のピーク時(118.3kg)と比べると半分以下になっています。
さらに、かつては玄米60kgあたり23,607円(平成5年)だった価格も、平成26年には11,967円と、半額ほどにまで下がりました。
小麦などの食品が高騰する中、お米だけが安く取引され続けていたのです。
現在は米価格が高騰していますが、それ以前、長い期間にわたってお米は非常に安価で取引されていました。
その裏で、私のような零細農家はずっと赤字に苦しんでいました。
私は、米どころ・新潟にある小さな米農家の家に生まれ、小さいころから田んぼで働いてきました。
量は多くありませんでしたが、手間暇をかけ、味には自信のあるお米を育てていました。
しかし政府の減反政策により、田んぼの1/3には米が植えられず、毎年100万円近い赤字が続く現実。
コンバインなどの農機具も数百万円と高額で、買い替える余裕はなく、やがて廃業。
現在は田んぼを業者に貸し、お米づくりを託しています。
どんなにこだわっても、どんなにおいしいものを作っても、「作るだけ」では伝わらない。
それを痛感した私は、「作る側」から「伝える側」へと役割を変える決意をし、WEBデザインを学びました。
世の中には、まだ知られていないけれど、本当においしいもの、丁寧に作られた価値あるものがたくさんあります。
このWEBメディアでは、そんな“埋もれたいいもの”をきちんと伝えたいと思っています。
お米の魅力、日本の食文化、生産者の想い――
それらを多くの人に届け、農家も消費者も幸せになれる社会の一助となれれば幸いです。
応援どうぞよろしくお願いいたします。
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