味?コスパ?安全性?農家が教えるお米の選び方
2021年11月3日
美味しいお米が食べたい!
コスパの良いお米ないかな?
安心安全なお米がいいなあ。
みなさんお米はどのように選んでいるでしょうか?
なんと、日本で主食(ごはん)用として多く作られている品種は300品種くらいあります。
300品種も全て試して自分のお気に入りを見つけるのは無理がありますよね。
でも自分にぴったりのお米を見つけたい!
そう思っている方に、お米の選び方をまとめました。
ぜひ参考にしてお気に入りを見つけてください!
お米の選び方
①米の食味ランキング
一般財団法人 日本穀物検定協会が毎年「米の食味ランキング」と言うのを発表しています。
簡単に言うとお米のコンテストのようなもの。
複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目で以下のように評価します。
特A:基準米よりも特に良好
A:良好
A’:おおむね同等
B:やや劣る
B’:劣る
審査員は米・食味鑑定士、お米マイスター、お米アドバイザーなどお米のプロ集団ですから特A評価なら間違いなくおいしいでしょう。
しかしこの「米の食味ランキング」はあくまで目安。
協会は「流通するすべてのお米を評価しているものではありません。」「商品そのものの評価ではありません。」と言っています。
例えば新潟県魚沼産コシヒカリが特A評価を受けたとしても、魚沼で収穫されたお米全てが鑑定されたわけではありません。
お米の食味はほんの数キロ離れた田んぼでも変わりますし、生産者(栽培方法)によっても変わります。
特Aのおすすめ
このランキングで特Aが創設された1989年(平成元年)産米から日本で唯一、28年連続特A評価を受けたのが魚沼産コシヒカリです。
2017年(平成29年)に一度A評価になりましたが翌年からはまた特A評価となっています。
一口に魚沼産と言っても南魚沼郡、中魚沼郡、北魚沼郡、小千谷市など広い地域で作られています。
その中でも最も評価が高いのが南魚沼郡(旧塩沢町)の塩沢産コシヒカリです。
②値段で選ぶ
お米の値段は産地や銘柄、栽培方法などによって大きく違います。
収穫量重視で作ればお手頃な値段のお米となります。
しかし食味を重視すれば収穫量が減り、手間はかかりますので値段が高くなってしまいます。
そして特別栽培や有機栽培はとても手間がかかりますので更に値段が高くなります。
お手頃な値段のお米といえば業務用・複数原料米・ブレンド米・多収米などとなります。
食味が良く、一般的に食べられているのはやはりコシヒカリ・あきたこまち・ヒノヒカリなどの銘柄米となります。
近年では主な銘柄の価格は減少傾向で、低価格帯の銘柄の価格は上昇傾向となっており、全体の銘柄間の価格差が小さくなっています。
値段がそこまで変わらないのであれば好みで選べますね!
お手頃価格米のおすすめ
こちらのこごめさんはブレンド米で粒が不ぞろいだったり割れたお米が混ざっていたりと訳アリです。
「褒められたお味は提供できません」とのことですがおいしかったといったレビューも多い商品です。
銘柄米のおすすめ
こちらは日本一の米どころ新潟県産のコシヒカリです。
ミシュラン店も御用達だとか。
レビューでも甘くてもちもちでおいしいと好評です。
③無洗米か普通の米か
無洗米はお米を研がずに、水と一緒に炊飯器に入れるだけで炊けるという最大のメリットがあります。
無洗米はまずいというイメージの方もいるかもしれませんが、昔は安価なブレンド米を無洗米で売り出すことが多かったためでしょう。
近年はおいしいブランド米からも無洗米が売り出されており、無洗米=まずいとは必ずしも言えなくなっています。
無洗米の値段ですが、精米の工程が多い分普通の白米より多少高くなります。
しかし無洗米は米の表面の「肌ヌカ」と言われる部分を取り除いている分一粒一粒のかさが減ります。
無洗米と普通の白米が同じ重さの場合、普通の白米より量は多少多くなります。
それを考慮すると、値段の差というのはさほどないと言えます。
しかし、様々なブランド米から無洗米が売り出されているとはいえ、まだまだ普通の白米の方が選択肢は多いでしょう。
そして精米技術があがっているので普通の白米も昔ほど米を研ぐ必要がありません。
ボールなどに水と米を入れお米同士が軽くこすれる程度回し、水の交換は2~3回程度で十分です。
選択肢の多い普通のお米か、研がなくていい無洗米かライフスタイルによってうまく使い分けてください。
無洗米のおすすめ
楽天の週間無洗米ランキング1位、グルメ大賞8年連続受賞、グルメ甲子園米・雑穀ジャンル1位など様々な賞を受賞している大人気の無洗米です。
レビューでは洗わなくていいから楽チンでおいしいと好評です。
④パッケージや量で選ぶ
お米は精米してから日がたつごとに劣化していきますので購入後(精米後)早めに食べきれる量を購入してください。
おいしく保存できる期間の目安としては以下となります。
- 秋冬(10月~2月)2カ月
- 春(3月~5月)1カ月
- 夏(5月~7月)3週間
- 盛夏(7月~9月)2週間
家族の人数が多くお米の消費量も多いのであれば一度に多く買ったほうがお得です。
逆に一人暮らしであまり食べないのであれば少量ずつ購入した方がおいしいお米が食べられます。
そういう場合は2kgなどの少量の商品がおすすめです。
少量パッケージのおすすめ
チャック付きの商品は保存にも便利です。
コンパクトなので小さな冷蔵庫にも保存しやすいですね。
⑤生産者で選ぶ
お米を産地や銘柄で選ぶことが一般的ですが、生産者で選ぶという方法もあります。
同じ産地、銘柄、収穫年でも生産者の栽培方法によって食味は変わります。
こだわって愛情を込めて育てたお米はきっと美味しいはず。
最近ではインターネットで直接生産者から購入しやすくなっています。
生産者から直接お米が買いたいという方は「食べチョク」がおすすめです。
「食べチョク」は全国の農家からお米を直接お取り寄せできるショッピングサイトです。
生産者の顔写真が掲載されていたり、どんな人が作っているのか何にこだわっているのかを確認してから購入できます。
⑥有機栽培や無農薬にこだわる
値段は高くなりますが、有機栽培や特別栽培で育てたお米も流通が増えてきました。
【有機栽培米とは】
オーガニックのことで、農薬や化学肥料を使用せず、自然の力を生かし栽培したお米。
農林水産大臣が制定した「日本農林規格(JAS規格)」に合格し「有機JASマーク」を付けたもののみが有機栽培米と名乗れます。
【特別栽培米とは】
農薬と化学肥料を通常の栽培方法に比べと5割以下に抑えたお米。
例えば山形県のブランド米「つや姫」は全てが有機栽培・特別栽培で栽培されています。
⑦好みが一番大事
毎日食べるお米ですからやはり好みが一番大切です。
もちもちの食感なのかしっかり目の食感なのか、甘い風味なのかあっさり目の風味なのか。
しかし膨大な量のお米を全て食べ比べて好みを見つけるのは無理があります。
そこでお米の銘柄マップを活用するのも一つの手です。
下記画像は全国50銘柄属性マップでパナソニック炊飯科学のプロ、ライスレディが50銘柄の属性を分析したものです。
こちらのマップでお米の銘柄を比較するのもいいですね。
ただ、先ほども申したようにお米の味わいや食感は産地や生産者、収穫年によっても異なりますので上記表も目安に使ってください。
人気銘柄をお試し
味見してみてお気に入りを見つけたいという方にぴったりなのがお試しセット。
送料無料の1,000円ポッキリで3種類のお米をお試しできます。
選べるお米は令和2年産の魚沼産コシヒカリ・新潟県産新之助・北海道産ゆめぴりかなどどれも人気のブランド米。
各300g(2合)入り。
以下の全17種類から3種類選べます。
- 北海道産ゆめぴりか
- 青森県産青天の霹靂
- 秋田県産あきたこまち
- 宮城県産ひとめぼれ
- 宮城県産 玄米 金のいぶき
- 宮城県産だて正夢
- 岩手県産銀河のしずく
- 山形県産つや姫(特別栽培米)
- 山形県産雪若丸
- 新潟県産つきあかり(新潟県佐度市)
- 新潟県産新之助
- 新潟県産コシヒカリ
- 新潟県魚沼産コシヒカリ
- 新潟県岩船産コシヒカリ
- 新潟県産 もち米 こがねもち
- 栃木県大田原産コシヒカリ
- 栃木県産ミルキークイーン
まとめ
お米と一口にいっても様々な種類や銘柄があります。
ライフスタイルや好みに合ったお米を選ぶ手助けになれれば幸いです。
最後に、この記事でおすすめした商品をまとめました。
[特Aのおすすめ] 南魚沼 塩沢産コシヒカリ 特選限定米 5kg → 【楽天】 【Amazon】 【Yahoo!】
[業務用ブレンド米のおすすめ] こごめさん 5kg → 【楽天】 【Amazon】
[銘柄米のおすすめ] プレミアム新潟産こしひかりHIBARI 5kg → 【楽天】 【Amazon】 【Yahoo!】
[無洗米のおすすめ] 山形県産 無洗米 あきたこまち 5kg → 【楽天】 【Amazon】 【Yahoo!】
[少量パッケージのおすすめ] 秋田県産 あきたこまち2kg →【楽天】 【 Amazon】 【Yahoo!】
[生産者で選ぶ] →食べチョク
[有機栽培・特別栽培米のおすすめ] つや姫 → 【楽天】 【Amazon】 【Yahoo!】
人気銘柄のお試しセット→ 【楽天】 【Yahoo!】
ぜひお気に入りを見つけてね!
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