田んぼの一反・一町ってどのくらいの大きさ?何kgお米が収穫できる?
2021年10月8日
農家が田んぼの大きさや枚数を表す時に一反や一町などの単位を使うのですがどのくらいの大きさなのでしょう?一反からはどれくらいのお米が収穫できるのでしょう?
今回はそんな疑問を解決していきましょう!
農家が使う単位
農家が使う単位は以下のものがあります。
- 歩(ぶ)
- 畝(せ)
- 反(たん)
- 町(ちょう)
大きさは「歩<畝<反<町」の順で大きくなります。
数字がつくと「一歩(いちぶ)」「一畝(いっせ)」「一反(いったん)」「一町(いっちょう)という読み方になります。
農家でない方は全くなじみのない単位かと思いますが要は一反が田んぼ1枚のこと、一町が田んぼ10枚のことです。
農家として畝、反、町は良く使いますが歩はあまり使う機会がない印象。
一反はどのくらいの大きさ?
では先ほど紹介した単位がどのくらいの大きさかというのをまとめると以下の表のようになります。
単位 | 平米(㎡) | 畳 | 坪 | アール(a) | ヘクタール(ha) |
一歩(いちぶ) | 3.3 | 2 | 1 | 0.033 | 0.00033 |
一畝(いっせ) | 100 | 60 | 30 | 1 | 0.01 |
一反(いったん) | 1000 | 600 | 300 | 10 | 0.1 |
一町(いっちょう) | 10,000 | 6,000 | 3,000 | 100 | 1 |
一反(田んぼ1枚)は1,000㎡=600畳=300坪です。
数字で見てもイメージしにくいですね。図で表すと以下のようになります。
東京ドーム何個分?
メディアで広さを説明する際によく耳にするのが東京ドーム〇個分という表現。
これでピンとくる方がいるのかは謎ですがこれを田んぼに当てはめてみます。
メディアが言う東京ドーム〇個分はグラウンドの大きさではなく建築面積です。
東京ドームの建築面積は46,755㎡=4.7ha。
47反、つまり約47枚の田んぼが東京ドーム1個分です。
一反からどのくらいお米が収穫される?
一反からお米がどのくらい収穫されるかというと、約500kg。もちろん気候や品種等によっても異なりますがざっくりとこのくらいです。
ごはん1杯150gを毎日3食365日食べるとすると約3人分のお米の量です。
まとめ
最後にまとめると次のようになります。
- 一反(田んぼ1枚)は1,000㎡=600畳=300坪
- 東京ドーム1個分は47反
- 一反からとれるお米の量は約500kg
一反と自分のお家の坪数を比較してみるともっと身近に感じられるかもね!
コメント
どのくらいの面積で何人分のお米がまかなえるかを調べていたので、たいへん参考になりました。
細かいことになりますが、500kgならおよそ3人分になると思います。
cf.
150g×3×365日=164250g=164.25kg
500kg÷164.25kg=3.04414⋯≒3.04人
カロリーベースでも3合(約450g)で、おおよそ1500kcalだったかと思います。こちらの読み間違えや計算ミスならご寛恕ください。
コメントありがとうございます。また、私の計算ミスのご指摘もありがとうございます。本文も修正しました。
いろいろと参考になりました。ありがとうございます。
細かいかと思いますが、ちょっと気になることが。。。
150gのお米を炊飯すると、炊き上がりは約330gのご飯になります。(超大盛かなと。)
炊き上がりが150gだとすると、お米自体は半分の70g位だと思うので、ざっくり倍の5~6人分になると思います。
ご参考までに。
コメントありがとうございます。確かにそうですね!参考になりました。