「あきたこまち」を買う前にチェック!特徴やおいしい食べ方
2021年10月15日
「あきたこまち」を食べてみようと思っている方。いつも食べている方。
買う前にちょっと待ってください!
「あきたこまち」の特徴や炊き方のポイントをチェックしてみては。
これらを知ることで食事がもっと豊かになりますよ。
「あきたこまち」は「米の食味ランキング」で特Aを獲得するなど高評価を得ているブランド米です。
この記事は以下のような内容です。
- 「あきたこまち」はどんな特徴?
- 「あきたこまち」って美味しいの?
- どんなおかずと合う?
- 炊き方のポイントは?
- 「あきたこまち」と小野小町(おののこまち)って関係ある?
「あきたこまち」を買う前に知っておきたいことをまとめたよ!
「あきたこまち」の主な産地
「あきたこまち」の主要産地は主に秋田県。秋田県では「あきたこまち」の作付面積が約80%となっています。
それ以外でも岩手県、茨城県、千葉県でも栽培されています。
平成30年産うるち米(主食用)において、「あきたこまち」が栽培された面積の割合は6.8%。全国で第4位の作付面積でした。
「あきたこまち」はたった2人で品種開発された
「あきたこまち」は秋田県で誕生したお米です。1975年(昭和50年)に品種開発未経験の科長と研究員のたった2人だけで品種開発の取り組みが始まりました。
当時からブランド米として全国的に人気となっていた「コシヒカリ」や「ササニシキ」を手本にし、以下のような目標で品種開発しました。
- コシヒカリの美味しさを維持する
- 倒伏しにくい
- いもち病という病気にかかりにくい
- 寒さが厳しい秋田でも栽培できる
試行錯誤の中、ある時福井県農業試験場で「コシヒカリ」といもち病や冷害に強い「奥羽292号」の掛け合わせ品種が秋田での栽培に合っているのではと1株譲り受けます。
その一株を基にさらに試行錯誤が行われ1982年(昭和57年)に新品種「秋田31号」が誕生。さらに試行錯誤や試作を繰り返し1984年(昭和59年)に「あきたこまち」が誕生したのです。
「あきたこまち」の開発には10年近くもの年月を要したのですね。
お米のおいしさを評価する食味試験(数値が高いほど高評価される)では、「ササニシキ」が0.5~0.6、「コシヒカリ」が0.7~0.8の中デビュー時の「あきたこまち」は0.944。デビューと同時に二大ブランドを上回る高評価を得ました。
「あきたこまち」の名前の由来
平安時代の歌人で、世界三大美人の一人小野小町(おののこまち)にちなんで名づけられました。
小野小町は秋田県湯沢市(旧・雄勝郡雄勝町)生まれと言われています。
小野小町のように末永く、みんなに愛される品種になってほしいとの願いが込められています。
「あきたこまち」の特徴
「あきたこまち」の特徴として以下のように言われています。
- コシヒカリ譲りの甘みや旨みがある
- 甘みはあっさりとしていて後味さっぱり
- 旨み・甘み・粘りなどバランスがとても良い
- しっかりとした食感
- 玄米や分つき米、発芽玄米でもパサつくことなく粘りが出て食感が良い
- 見た目はツヤツヤしていて透明感がある
- 炊き上がりの香りのが良い
- 炊きたてはもちろん、冷めてもおいしい
上記画像は全国50銘柄属性マップでパナソニック炊飯科学のプロ、ライスレディが50銘柄の属性を分析したものです。
こちらのマップでお米の銘柄を比較するのもいいですね。
これによると他銘柄と比べてもしっかりとした食感とあっさりとした味わいが特徴なのがわかります。
ただ、お米の味わいや食感は産地や収穫年によっても異なりますので上記表はあくまで目安です。
「米の食味ランキング」で特A評価獲得
一般財団法人 日本穀物検定協会が発表している「米の食味ランキング」で2012年(平成24年)から連続して特Aを獲得しているのでおいしさはお墨付きです。
✓「米の食味ランキング」とは
米の食味ランキングは、炊飯した白飯を試食して評価する食味官能試験に基づき、昭和46年産米から毎年全国規模の産地品種について実施しています。食味試験のランクは、複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較しておおむね同等のものを「A’」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として評価を行い、この結果を毎年食味ランキングとして取りまとめ、発表しています。
美味しい食べ方
さっぱりとした味わいなので、洋食も和食もどんなおかずにも相性抜群です。冷めても美味しくお弁当やおにぎりなどにも向いています。
また、しっかりとした食感なのでチャーハンにしても粒立ちが良いのでおいしくいただけるでしょう。
炊き方のポイント
「あきたこまち」は炊き方によって味が大きく左右されます。
1度普通に炊いてみてパサつきが気になる場合はいくつかのポイントを試してみてください。
①しっかりと研ぐ
今は精米技術が上がっているのでそこまでしっかりと研ぐ必要はありません。
ただ、1度炊いてみてパサパサしているようならしっかりと研いでみてください。
しっかりと研ぐことで米粒に小さな傷がつき吸水性が高まります。
強く研ぎすぎるとお米がひび割れたり砕けたりしますのでお米同士が軽くこすれる程度で十分です。
水の交換は2~3回程度。水が透明になるほど交換するとお米の旨味まで失ってしまいます。
②30分以上水に浸ける
しっかりと水に浸けてから炊飯してください。
目安は夏なら30分、冬なら60分分ほどです。
もしパサつきが気になるようでしたら浸水時間を多めにしてみてください。
③パサつく場合は水は少し多めで炊く
パサつく場合はいつも炊飯する1~2割程度多目に水を入れて炊飯してみてください。
④氷を入れて炊く
ごはんは沸騰するまでの時間ができるだけ長い方がおいしく炊けます。
ですので炊飯前に氷を入れてから炊くとおいしいごはんになります。
氷の分、水の量は減らしてくださいね。
価格の相場
「あきたこまち」のおおよその価格相場は以下となります。
- 2kg:1,000~2,000円
- 5kg:2,500~3,000円
- 10kg:4,000~5,000円
- 30kg:10,000円~13,000円
重たいお米は通販がおすすめ
アマゾン・楽天・ヤフーショッピングでも豊富に取り扱っています。
ちょっと試してみたいという方は2kgなどの少量の商品もあります。チャック付きの商品は保存にも便利です。
※値段は変動している場合もあります。
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まとめ
- 「あきたこまち」はあっさりとした甘みとしっかりとした食感が特徴
- どんなおかずにも相性が良くお弁当やおにぎり、チャーハンにも向いている
- 炊飯のポイントはしっかりと研ぎ、30分以上浸水し氷を入れて炊く
- 価格の相場は 5kg:2,500~3,000円 10kg:4,000~5,000円
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ぜひ「あきたこまち」の特徴を噛みしめてね!
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