「ゆめぴりか」は新潟米の最強ライバル?特徴やおいしい食べ方・ふるさと納税
2023年9月12日
「ゆめぴりか」っておいしいの?
「ゆめぴりか」ってどんなお米なのでしょう。
近年北海道のお米が美味いと評判で、新潟米の最強のライバルと言っても過言ではありません。
そんな北海道の最上級ブランド米が「ゆめぴりか」。
「ゆめぴりか」は「米の食味ランキング」で特Aを獲得するなどおいしさお墨付きのブランド米です。
この記事は以下のような内容です。
- 「ゆめぴりか」はどんな特徴?
- 美味しいの?
- どんな食べ方がおすすめ?
- 炊き方のポイントは?
- なんで「ゆめぴりか」って名前なの?
私が知っているゆめぴりかの全てをお話するね。色んな人の努力を経て、今日もおいしいご飯が食べられることに感謝!
「ゆめぴりか」の主な産地
「ゆめぴりか」は北海道のブランド米です。
北海道は全国トップクラスの米どころで、北海道米の作付面積、収穫量は新潟に次いで全国第2位となっています。
近年は北海道のお米=おいしいと評価されるようになりましたが、以前は違いました。
北海道は夏でも日中の気温が低く、稲の発育が遅いので、お米の旨味と甘みを蓄える期間が短く米作りには向いていませんでした。
そこで寒さにも強いお米になるよう、研究者たちによって長い年月をかけて品種改良されてきました。
近年では温暖化の影響も合わさって北海道のお米=おいしいと評価されるようになり、日本穀物検定協会による「米の食味ランキング」で特A獲得の常連となりました。
「ゆめぴりか」の誕生秘話
“北海道から、ニッポンの米を” という合言葉のもと、1997年に「ゆめぴりか」の品種開発が始まりました。
交配した稲の検体の数はなんと15万体。それらひとつづつ、「食味」「収量」「耐冷性」を検査していきました。
そんな気の遠くなるような作業を10年続け、15万体の中から見つけられたのが「ゆめぴりか」です。
2011年、「ゆめぴりか」は北海道産の高級ブランド米としてデビュー。
「ゆめぴりか」によって北海道米のおいしさが評価され、2012年にはANA国際線ファーストクラスとビジネスクラスで機内食として採用されています。
「ゆめぴりか」の名前の由来
「日本一おいしい米を」という北海道民の「夢」。そこにアイヌ語で美しいを意味する「ピリカ」を合わせて名付けられました。
「ゆめぴりか」は名前の通り、炊き上がりは白く輝く美しいお米で、北海道民の夢を叶えました。
「ゆめぴりか」の特徴・魅力
甘み | うま味 | モチモチ | 香り | 見た目 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
「ゆめぴりか」は低アミロース低タンパク質のお米です。アミロースが低いと「ほどよい粘り」を、タンパク質が低いことでよりおいしく感じられます。
特徴として以下のように言われています。
- 甘みが際立ち、濃い味わい
- 粘りが強く、やわらかい
- 新潟県魚沼産「コシヒカリ」と肩を並べるおいしさ
上記画像は全国80銘柄の食味チャートです。
こちらのチャートによると「ゆめぴりか」は他の銘柄と比べてももちもちの食感が楽しめるお米です。
ただ、お米の味わいや食感は地域や収穫年によっても異なりますのであくまで目安としてご利用ください。
厳しい基準をクリアしたお米のみが「ゆめぴりか」になれる
生産者・JA・北海道からなる「北海道米の新たなブランド形成協議会」が厳しい基準を設けています。
それらをクリアしたもののみが上記の認定マークを付与され、「ゆめぴりか」として販売されます。
おいしいお米を提供するため、生産者自らが厳しい基準を設けているのです。
基準の例
- 種子更新率100%
- 栽培適地での生産
- 精米タンパク7.4%以下
種子更新とは・・・穀物を栽培する時、その種子を毎年新しいものに交換すること。種子更新をすることで、優良性および純粋性を保ち、品質特性の劣化、混種や変異を防ぐことができる。
精米タンパク・・・タンパク質の数値が低いほど粘りの強い美味しいご飯になるといわれています。
「ゆめぴりか」コンテスト
「北海道からニッポンの米を」をスローガンに、2015年から「ゆめぴりかコンテスト」というものが行われています。
コンテストは、全道7地区の予選を勝ち抜いたお米をさらに審査。「最高金賞ゆめぴりか」が選ばれます。これは、北海道で一番おいしいお米の証。「どこよりもおいしい、日本一の米を作りたい」という、生産者たちの想いに終わりはありません。
歴代最高金賞に輝いた地域は以下となります。
2022年度 | JAようてい蘭越地区[後志地区] |
2021年度 | JAきたそらち[空知地区] |
2020年度 | JA門別[日胆地区] |
2019年度 | JAようてい蘭越地区[後志地区]、JAひがしかわ[上川地区] |
2017年度 | 留萌管内[留萌地区] |
2016年度 | JAびらとり[日胆地区] |
2015年度 | JA新すながわ[空知地区] |
「米の食味ランキング」で特A評価獲得
「ゆめぴりか」は一般財団法人 日本穀物検定協会が発表している「米の食味ランキング」でデビューからずっと最高ランクの特Aを獲得しています。
✓「米の食味ランキング」とは
米の食味ランキングは、炊飯した白飯を試食して評価する食味官能試験に基づき、昭和46年産米から毎年全国規模の産地品種について実施しています。食味試験のランクは、複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較しておおむね同等のものを「A’」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として評価を行い、この結果を毎年食味ランキングとして取りまとめ、発表しています。
美味しい食べ方
お米の旨味と甘みが強いお米なので、炊き立てをまずはそのまま食べもちもちの食感を楽しんでください。
「ゆめぴりか」と相性抜群のご飯のお供をお探しの方は、釧之助の「明太子バター」はいかがでしょうか。
北海道産の助宗鱈の卵巣とバターを使用した、知る人ぞ知るご飯のお供で北海道土産としても大人気です。
ちょっとピリ辛ですがバターがまろやかで絶妙なおいしさです。
炊き方のポイント
「ゆめぴりか」公式がお勧めしている炊き方のポイントです。
コツ1「研ぐ」~「浸す」まで2時間。
「研ぐ」「すすぐ」「浸す」行程を2時間で行いましょう。その後、水をよく切って炊飯釜へ移し、新しい水を入れます。コツ2 大さじ1~2杯分の水を減らす。
炊くときの水の量を、米一合につき大さじ1~2杯分減らすと、おいしく炊き上がります。コツ3 炊き上がったら、手早くほぐす。
内釜の水滴を拭き取り、釜底や側面のご飯を上面に出すようなイメージで、手早くほぐしてください。
価格の相場
お米の値段は銘柄だけでなく産地、販売店によってかなりバラつきがあります。
そして同じ10kgでも1袋10kgなのか5kgが2袋なのかでも変わってきます。
ですので厳密な販売価格の相場をお伝えするのはかなり難しいのですが、筆者が調べたところざっくりと以下の様になりました。
- 2kg:1,000~2,000円
- 5kg:2,300~3,000円
- 10kg:4,500~5,000円
重たいお米は通販がおすすめ
重たいお米は便利な通販がおすすめ。アマゾンや楽天などでも豊富に取り扱っています。
こちらはこれぞ北海道という広大な田んぼの風景が広がる上川・空知地方で育ったお米。豊かな自然とミネラルたっぷりのおいしいお水で、毎年おいしくて高品質なお米が獲れます。
ふるさと納税でお得に
こちらは北海道東川町で獲れたゆめぴりかです。上記でも触れました、「ゆめぴりかコンテスト2019」で最高金賞受賞したお米です。
北海道東川町は「上水道がない町」で、蛇口をひねれば、ミネラル豊富の天然水が出てきます。
そんな自然豊かな東川町は北海道で一番美味しいお米という証を得て、ふるさと納税でも大人気となっております。
おいしいお米が実質2,000円で頂けるなんて、とてもお得ですね!
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました!新潟米の最強のライバル北海道米、どっちがおいしいかな?食べ比べたら教えてね!
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