「夢しずく」を食べてみようと思っている方。いつも食べている方。
買う前に「夢しずく」の特徴をチェックしてみては。
これらを知ることで食事がもっと豊かになりますよ。

「夢しずく」は「米の食味ランキング」で特Aを獲得するなど高評価を得ているブランド米です。

この記事は以下のような内容です。

「夢しずく」の主な産地

「夢しずく」は佐賀県の独自品種で佐賀県では二番目に作付けが多い品種です。

佐賀平野の屋根と言われる脊振山(せふりさん)系の標高の高い地域で栽培されています。
豊富できれいな湧き水で育てられているので天然のミネラルをたっぷりと吸収しています。

誕生秘話

佐賀県では西の横綱と言われる西日本の絶対的王者「ヒノヒカリ」が多く栽培されていました。
「ヒノヒカリ」は多収で美味しいお米ですが気象や災害へのリスクに備え佐賀独自のオリジナル品種を作ろうということで開発されました。

「夢しずく」はキヌヒカリとひとめぼれの交配によって育成され2000年（平成12年）にデビュー。
柔らかくて粘りが強いおいしいお米と評判になります。
それまで九州のお米は硬いというイメージがありましたが、それを「夢しずく」は打ち破りました。

「夢しずく」の名前の由来

「夢しずく」という名前には2つの意味が込められています。

一つは新世紀への佐賀米作りへの「夢」。
もう一つは朝霧（あさぎり）にぬれる稲の新鮮なイメージを「しずく」という言葉で表現して名付けられました。

「夢しずく」の特徴

「夢しずく」の特徴として以下のように言われています。

上記画像は全国50銘柄属性マップでパナソニック炊飯科学のプロ、ライスレディが50銘柄の属性を分析したものです。

こちらのマップでお米の銘柄を比較するのもいいですね。
これによると食感はしっかりでニュートラルな味わいです。

一般的には「夢しずく」はやわらかな食感と言われていますがしっかりとやわらかは対照的にも思えます。
お米の味わいや食感は産地や収穫年によっても異なりますので上記表はあくまで目安です。
ぜひ実際に「夢しずく」を食べて判断してみてください。

「米の食味ランキング」で特A評価獲得

「夢しずく」は一般財団法人 日本穀物検定協会が発表している「米の食味ランキング」で2017年（平成29年）から3年連続で最高ランクの特Aを獲得しました。

✓「米の食味ランキング」とは

米の食味ランキングは、炊飯した白飯を試食して評価する食味官能試験に基づき、昭和46年産米から毎年全国規模の産地品種について実施しています。食味試験のランクは、複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較しておおむね同等のものを「A’」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として評価を行い、この結果を毎年食味ランキングとして取りまとめ、発表しています。

一般財団法人 日本穀物検定協会

美味しい食べ方

つややかで程よい粘りがある「夢しずく」は和食と相性抜群です。柔らかく程よい粘りもあるので玄米でもおいしく食べることができます。

冷めても硬くなりにくいのでお弁当屋おにぎり、巻き寿司などにも〇。また、ふっくらと柔らかいので赤ちゃんの離乳食や小さなお子さんにも向いているお米です。

炊き方のポイント

「夢しずく」をおいしく炊くにはしっかりと浸水させてから炊きましょう。

地元の佐賀では、おいしく炊くポイントは「湧き水に長くつけてから炊飯すること」と言われています。

ただ、湧き水を手に入れるのはなかなか難しいという方がほとんどだと思います。
お水は湧き水でなくてもミネラルウォーターでもOKです。その際は硬度の低い軟水を使ってください。
硬水だとパサパサとした仕上がりになってしまいます。
そして日本の水道水は軟水ですので水道水で炊飯してもOKです。

大事なのはしっかりと浸水させること。浸水時間は夏場なら30分、冬場なら60分が目安です。

価格の相場

「夢しずく」のおおよその価格相場は以下となります。

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まとめ

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