高級米「仁多米」っておいしいの?特徴やおいしい食べ方
2021年12月3日
「仁多米」っておいしいの?
「仁多米(にたまい)」ってどんなお米なのでしょう。
これから食べてみたいと思っている方もいつも食べている方も、買う前に特徴や食べ方をチェックしてみては。
これらを知ることで食事がもっと豊かになりますよ。
「仁多米」は「米の食味ランキング」で特Aを獲得するなどおいしさお墨付きのブランド米です。
この記事は以下のような内容です。
- 「仁多米」はどんな味?
- 美味しいの?
- どんな食べ方がおすすめ?
- 炊き方のポイントは?
「仁多米」はコシヒカリなんだよ~
「仁多米」はコシヒカリの産地ブランド
島根県仁多郡奥出雲町でのみ栽培されたコシヒカリが「仁多米」です。
つまり、「仁多米」は産地ブランドで品種名は「コシヒカリ」なんです。
そして「東の魚沼・西の仁多」とも言われるほどおいしさに定評があります。
「仁多米」っておいしいの?
「仁多米」は一般財団法人 日本穀物検定協会が発表している「米の食味ランキング」で1998年(平成10年)と2003年(平成15年)に最高ランクの特Aを獲得しました。
✓「米の食味ランキング」とは
米の食味ランキングは、炊飯した白飯を試食して評価する食味官能試験に基づき、昭和46年産米から毎年全国規模の産地品種について実施しています。食味試験のランクは、複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較しておおむね同等のものを「A’」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として評価を行い、この結果を毎年食味ランキングとして取りまとめ、発表しています。
また、「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」の総合部門で2010年(平成22年)から5年連続で金賞を受賞しました。
これにより『ゴールドプレミアムライスAAA』を受賞し、最高名誉団体として表彰を受けました。
✓「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」とは
米・食味分析鑑定コンクール国際大会とは、米・食味鑑定士協会が2000年(平成12年)より行っている ”お米のコンクール” です。
2000年頃、未だお米の検査と言えば、「等級検査」のみが主流であった頃から、お米の食味にこだわり、また、衰退しつつあった「地方・農業・稲作の復興」を後押しするべく始まったコンクールです。
「仁多米」がおいしい理由
「仁多米」の産地である仁多郡は「西日本一」と言われる米どころで、環境条件は新潟県の魚沼に似ています。
豪雪地帯であり、標高が高いので昼夜の温度差が激しくなります。
この温度差により旨味のもとであるデンプンをしっかりと蓄えることができ、甘みと旨味のあるお米になります。
また、森林に囲まれており森林から流れ出るミネラル豊富な雪解け水で栽培されます。
更に、仁多郡の田んぼはほとんどが昔ながらの棚田です。
平地にある大きな田んぼのように機械で全ての作業ができるわけではありませんので農家さんが手間暇かけたお米なのです。
「仁多米」ってどんな味?
「仁多米」は一度食べたら忘れられないほど美味しいとも言われます。
- 炊き上がりは白く美しいツヤがある
- 強い旨味と粘り
- 豊かな甘み
- しっかりとした粒感
- もちもちの食感
上記画像は全国50銘柄属性マップでパナソニック炊飯科学のプロ、ライスレディが50銘柄の属性を分析したものです。
こちらのマップでお米の銘柄を比較するのもいいですね。
ただ、お米の味わいや食感は産地や収穫年によっても異なりますので上記表はあくまで目安です。
美味しい食べ方
豊かな甘みのあるお米ですのでまずはそのまま、お米本来の味を楽しんでみてください。
冷めてもおいしいお米なので塩結びにしてお米の味を引き立てるのもいいですね。
また、和洋中どんなおかずにも合わせやすいお米です。
おすすめのごはんのお供は島根県雲南市にある神話の里「奥出雲」で作られている「奥出雲山椒 ジャコのり」です。
奥出雲の自然豊かな風土で栽培された爽やかな香りの山椒、瀬戸内の磯の香り豊かな海苔、日本海で捕れたジャコの佃煮です。
メディアでもよく取り上げられていてテリー伊藤さんも絶賛しています。
減化学肥料、減農薬
仁多郡では米作り以外にも「しまね和牛」の飼育としいたけやまいたけの生産が盛んです。
これらの生産で出る牛ふんや廃ホダを微生物によって分解・発酵した「完熟堆肥」を肥料として「仁多米」に使用しています。
これにより減化学肥料、減農薬でお米が栽培されます。
これは「循環型農業」と呼ばれ持続可能で人にも環境にも優しい農業方法です。
この農法を産地ぐるみで取り組み、2003年(平成15年)には環境保全型農業推進コンクールで農林水産大臣賞を受賞しています。
価格の相場
お米の値段は銘柄だけでなく産地、販売店によってかなりバラつきがあります。
そして同じ10kgでも1袋10kgなのか5kgが2袋なのかでも変わってきます。
ですので厳密な販売価格の相場をお伝えするのはかなり難しいのですが、筆者が調べたところざっくりと以下の様になりました。
- 2kg:1,500~2,000円
- 5kg:4,000~4,500円
- 10kg:6,500~7,000円
「仁多米」は棚田で栽培されているため、平地にある大きな田んぼのように機械ですべての作業が行えるわけではありません。
農家さんが手間暇かけて育てたお米です。
希少なため通販がおすすめ
「仁多米」は島根県仁多郡奥出雲町でのみ栽培されたコシヒカリですので生産量が多くありません。
店舗で見つけられない場合は通販が手軽です。
ちょっと試してみたいという方は2kgなどの少量の商品もあります。
ふるさと納税でお得に
実質2,000円でお米が買える、お得なふるさと納税。
特に楽天ふるさと納税は楽天スーパーポイントが溜まるのでダブルでお得。
スーパーセールやお買い物マラソン期間中に買い回りすると更にポイントがザクザクもらえますよ。
仁多米が食べられるレストラン
広島県に「仁多米」が食べられるお店があります。
おにぎり屋さんやレストランなどグループで何店舗かあるので広島を訪れた際はぜひ。
→詳細
まとめ
- 「仁多米」は「東の魚沼・西の仁多」とも言われるほどおいしさに定評がある
- 強い旨味と粘りと豊かな甘みが特徴
- 牛ふんや廃ホダを利用した「循環型農業」で人にも環境にも優しい
- 価格の相場は 5kg:4,000~4,500円 10kg:6,500~7,000円
コメント