不思議なお米「いのちの壱」っておいしいの?特徴やおいしい食べ方・ふるさと納税
2023年4月29日
「いのちの壱」っておいしいの?
「いのちの壱」ってどんなお米なのでしょう。
このお米を作る農家の方々は、お米づくりに対する情熱と責任感を持ち、全国でも希少な存在です。今回は、そんな「いのちの壱」の魅力について、詳しくご紹介していきます。
食べてみたいと思っている方もいつも食べている方も、特徴やおいしい食べ方をぜひチェックしてみてください。
この記事は以下のような内容です。
- 「いのちの壱」はどんな特徴?
- 美味しいの?
- どんな食べ方がおすすめ?
- 炊き方のポイントは?
- なんで「いのちの壱」って名前なの?
「いのちの壱」は突然変異株で偶然発見された不思議なお米だよ!
「いのちの壱」ってどんなお米?
「いのちの壱」は突然変異株により生まれたお米の品種です。遺伝子操作や人工交配によって生まれた品種が一般的ですが、それらを一切行うことなく誕生しました。
「いのちの壱」は「銀の朏(ぎんのみかづき)」「龍の瞳」「ありがとう三米」として商品化されています。コシヒカリの約1.5倍の大粒で今までに食べたことのないような、衝撃的なお米と言われています。
「いのちの壱」は栽培が難しいので生産量が少なく幻の米ともいわれています。
「いのちの壱」の主な産地
「いのちの壱」は2000年に岐阜県下呂市で栽培が始まりました。
岐阜県下呂市は北アルプスや白山連峰など山々に囲まれた地形であり、川の流れが緩やかであるため、豊かな土壌を形成しています。北アルプスの雪解け水や綺麗な空気、冬寒く夏が涼しいという気候条件などおいしいお米ができる条件が整っています。特に夏の夜間の気温が低いため、お米の品質が向上するとされています。
「銀の朏」岐阜県の飛騨地方もしくは周辺の中山間地域で栽培されています。「龍の瞳」は岐阜県を中心に、「ありがとう三米」は米どころとして有名な新潟県で栽培されています。
「いのちの壱」の誕生秘話
「いのちの壱」は今井隆さんという農林水産省の職員によって発見されました。
2000年の秋、今井さんはコシヒカリの田んぼを見回りしていると異常に背の高い変わった稲を見つけました。背が通常のコシヒカリよりも15cm高く、大粒の籾と太い茎を持ち、2本の株から同じ変異稲が出ていました。
ほんの僅かでしたが試しに炊いてみると粒の大きさや光沢、甘味、粘り、噛み応えに感動。新品種であると確信。
その後の検証によりこの「いのちの壱」は人工的な交配や遺伝子操作を行わずに自然に発生した稲であることがわかりました。「いのちの壱」はコシヒカリから発見されたものであるが、その遺伝子はほとんど見られなかったという不思議な品種です。今井さんはこの新品種に「いのちの壱」と名付けました。
「いのちの壱」は無農薬栽培
「いのちの壱」は通常農薬をほとんど使用しない栽培方法が多いですが、中には本当に農薬を一切使用しない、農薬使用量0%の特別なものもあります。ただ、大変な手間がかかるため価格が高くなる傾向にあります。
こちらは高さ650mの寒冷地で「酵素ミネラル農法」を使用して栽培されています。「酵素ミネラル農法」は農薬・化学肥料・除草剤を使わずに、米ぬかを発酵させた酵素液やミネラル水を使って土の栄養不足を補う自然的な栽培方法です。この方法により、微生物と酵素の働きによって土を活性化し、健康的で身体に優しいお米を育てることができます。
「いのちの壱」の特徴・魅力
「いのちの壱」の特徴として以下のように言われています。美味しいお米はたくさんありますが、このお米は衝撃的な味わいを持っていると言えます。
- コシヒカリの約1.5倍の大粒
- 炊きあがりはふっくら艶々
- 香りが強い
- モチモチとした食感
- 強い甘みで深い味わい
上記画像は全国80銘柄のお米の食味を分析し表にしたものです。「いのちの壱」は他の銘柄と比べても甘くてもちもちの食感です。
ただ、お米の味わいや食感は産地や収穫年によっても異なりますので上記表はあくまで目安としてください。
「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」で最優秀金賞
第16回「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」ではプレミアム部門における最優秀金賞に龍の瞳契約生産者である岐阜県高山市の山本秀雄さんが選ばれました。
新潟県の久保豊範さんが作るありがとう三米は第15回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストで優秀金賞を受賞するなど舌の肥えた審査員から高評価を得ています。
また、おいしいお米のバロメーターとして有名なのは一般財団法人 日本穀物検定協会が発表している「米の食味ランキング」ですが、「いのちの壱」は作付面積が非常に少ない為、日本穀物検定協会の試験対象外品種です。
美味しい食べ方
炊き上がりのつやと香り、もちもちの食感と甘みが特徴の「いのちの壱」はぜひ炊き立てをそのまま食べてみてください。今までに食べたことのないお米だとよく表現されます。
また、冷めても固くなりにくいのでお弁当やおにぎりにしてもおいしくいただけます。
炊き方のポイント
ポイント①
浸水は短めで
「いのちの壱」吸水性が高いお米なので新米のときはほとんど浸水しなくてもおいしく炊けます。新米の時期を過ぎたら(春ころから)は少しずつ浸水時間をのばしていってください。
ポイント②
研ぎすぎない
洗米は研ぎすぎてしまうとお米の栄養やうま味を失ってしまいます。力を入れすぎずに優しくかき混ぜるようにといでください。水替えは2~3回程度。少し濁っている程度に洗ってください。
ポイント③
もっとおいしく食べたい方は土鍋で
炊飯器や鍋でも十分おいしく炊けますが、せっかくのお米ですから土鍋で炊くことで最大限のおいしさを引き出してくれます。土鍋で炊く際は浸水時間30分、炊くのが10分、蒸らし10分が目安です。
価格の相場
お米の値段は銘柄だけでなく産地、販売店によってかなりバラつきがあります。
そして同じ10kgでも1袋10kgなのか5kgが2袋なのかでも変わってきます。
ですので厳密な販売価格の相場をお伝えするのはかなり難しいのですが、筆者が調べたところざっくりと以下の様になりました。
- 2kg:3,000~4,000円
- 5kg:5,000~7,000円
- 10kg:10,000円~
店舗より通販が見つけやすい
「いのちの壱」は希少なため店舗で見かけることはほとんどありません。わずかですが通販では取り扱いがあります。
龍の瞳は「いのちの壱」の中の最高級のお米です。
お米のコンテストで最高賞(第1位)を獲得するなどおいしさはお墨付きです。
●第11回米-1グランプリinらんこし グランプリ
●第16回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト2022 最優秀金賞
「銀の朏(ぎんのみかづき)」は”特別栽培米”といって 農薬や化学肥料の使用を減らした栽培方法で栽培されています。
「銀の朏」は特別栽培米の規定よりもさらに農薬の使用を控え、肥料に関しては栽培期間中化学肥料は一切使用せずに栽培しています。
2015年には皇室献上米として選ばれています。
新潟で栽培されている「いのちの壱」です。魚沼産コシヒカリが有名なように、新潟はおいしいお米ができる地域です。
豊かな大地と水・空気で育った「いのちの壱」はおいしいこと間違いなしです。あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストで優秀金賞を受賞するなどおいしさもお墨付きです。
ふるさと納税は売り切れ続出
実質2,000円でお米が買える、お得なふるさと納税。
「いのちの壱」は病気や高温障害に弱く、栽培が難しい為とても希少なお米です。
ふるさと納税でも売り切れ続出なので見つけたら即購入をおすすめします。
最後に
贈り物や自分へのご褒美にぴったりなお米だね!
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